【Obscure Edits sampler vol.1 liner notes ( Japanese ) 日本語版 ライナー ノーツ 】
オブスキュア・エディット。
どこかで聴いた音。懐かしい音。でも聴いたことないような、新鮮な音。
HIP HOP, HOUSE以降の音の楽しみ方のひとつでもある、音源のイントロ、ブレイクス、フレーズへの偏愛。ひたすら繰り返すことでおこる高揚感を楽しみ、延々と時間を引き延ばすことを、ピンスポットに特化させてしまった「ReEDIT / リ・エディット 」というSCENE。
SNS内のコミュニケーションを通じ、「The Sampling Dictionary / サンプリングディクショナリー」というサンプリングソースの膨大な奇跡の音源アーカイヴと、編者でありful-fill RECORDING主宰、「兼岡敦史氏/ NAPSACK」との出会いを経て、今回、「ReEDIT / リ・エディット」というアプローチを、共有することとなり、「Obscure Edits sampler vol.1 日本語版ライナー・ノーツ」に結実しました。
時間と時代が錯綜する、今この時の音のブリコラージュをお楽しみください。
– テキスト: masahiro HATTORI / 服部 全宏(ハットリ マサヒロ) –
1.Intro (Edit 1)
延々とひきのばされた、BLACK CINEMAのサウンドトラックのような音。何かが始まる…
予感めいたトラック。
Intro( Edit1)
2.Tight (Short Edit)
ひたすらタイトなカッティングフレーズをこれでもかこれでもかと。くりかえせばくりかえすほど、きわだってくる音の粒と高揚感。DISCO。
Tight (Short Edit)
3.You (Edit 1)
音のパーツを紡いで、紡いで、ブリージンな心地良い季節感をひたすら引き延ばす。FUSION。
You (Edit1)
4.Tell Me
ベースラインとハンドクラッピン、そして夜の陶酔感。繰り返せば繰り返すほど高みに上っていくかのよう。SLOW JAMは、まだ始まったばかり。
Tell Me
5.Blue Brazil
あることのないはずのセッションの、こんな繰り返し。JAZZの醍醐味のような濃厚な部分が、コントロールされきっている音世界。
Blue brazil
6.I.T.I.W
とおりすぎてゆく時間。とおりすぎていってしまう時間。こぼれおちていく時間。すぎさっていく季節を惜しむような、FUNK。
I.T.I.W.
7.Satisfied With Luv
引き戻し、巻き戻し、くりかえし、くりかえし、この時間は延々に終わらない。
Satisfied With Luv
8.Time Passed Autumn (Live)
またこの季節がきた。くりかえし、くりかえし再生したり、スピードを変えたり。
そんな時間を見届けながら、この一瞬を、永遠にくりかえす、SYMPHONY。
Time Passed Autumn (Live)
5 Comments
Pingback: ful-fill.com
Pingback: ful-fill.com » Obscure Editsリリースパーティーのお知らせ
Pingback: ful-fill.com » Obscure Edits ライナー・ノーツ
Pingback: ful-fill.com » Obscure Editsリリースパーティーのお知らせ
Pingback: ful-fill.com » 再リリースのお知らせ(Obscure Edits Sampler Vol.1)